面接後の紆余曲折

病院側、コンサルタント、医師の三者にて面接を行った直後、私は医師に

「詳細についてはこの後もう一度病院と話し合い詰めていきますので、先生はご連絡をお待ちいただけますか」と伝えた。

紹介コンサルタントは、面接で病院と医師が顔を合わせるまでの間、双方と綿密な交渉・相談・提案を重ねる。

その流れとして、まずは病院側に対して転職を希望される先生の医師キャリアを匿名の状態で提示し、病院にとっての採用のメリットをアピールすることからスタートする。

続いて医師が希望する年棒・勤務体系・病院側への質問など、医師が知りたい病院の情報を伺ったり、逆に病院側が医師に対して知りたい情報を個人情報の保護に気を配りながら提供していくのだ。

この工程より、双方に「ぜひ会って話してみたい」と思わせるように引き寄せていくのである。

しかし、いざ面接を迎えても安心はできない。両者がお互いの条件を納得したと思って設けた面接であってもその後条件がひっくり返されるという事がある。

「あの先生はぜひうちに欲しいけど、この勤務日数と年収では厳しいかな」などと面接後に申し出てくる病院も少なくない。それならば先に言ってくれたら調整したのに!なんて思ってしまう。しかしここで心くじけるわけにはいかない。

医師に妥協の余地があるか否か、代替条件は何なのか、このタイミングこそ丁寧に聞き取っていく必要があるのだ。医師側からすれば、面接後に条件を変えられるというのはどうしても裏切られたような気持になってしまう事だろう。

また、病院に対する信頼も一気になくなってしまう。

我々コンサルタントに対してやり場のない怒りが向くことも考えられるだろう。

このように転職において、面接後の交渉もコンサルタントにとっては重要なタイミングなのである。

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